事業紹介

戦後70年以上経過していますが、未だに機雷・不発弾等の危険物が毎年のように磁気探査で発見されています。
機雷・不発弾等の危険物は主に鉄で製造されているため磁気を帯びており、この磁気性質を利用して危険物を発見する磁気探査は大変有効な手段です。

磁気探査は磁気探知機を等間隔に複数台並べたステンレス製の枠を海底面上1m程度の位置になるように水平に移動させて、磁界の変化を連続的に測定します。
また、常にGNSSにより探査船の位置を測定し、検出された磁気異常箇所を公共のXY座標にて表すことが可能です。
探査有効深度は探査対象によりますが、機雷の場合で海底面下4mまで、250kg爆弾の場合で2.5m程度まで探査可能です。
台船曳航方式の場合、磁気探知機を5台、2m間隔に並べて探査しますので1回の探査での有効幅は10mで、未測がなくなるまで対象区域の探査を繰り返します。
検出された磁気異常が危険物かそれ以外の帯磁物かは特定できないので、潜水士による確認作業が必要となります。
危険物探査以外に、敷設された海底ケーブルの位置確認等にも有効な探査方法です。